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波崎(海難漁船員慰霊の塔)波崎漁港近くの洲鼻地区。

 波崎町の東部東町。

この付近は、洲鼻地区と呼ばれ、波崎漁港整備や宅地造成に伴って埋め立てられるまでは、周りは全て砂浜で、樽で3杯も4杯もハマグリが採れるような浜辺でした。*1

昭和60 年に建立された「海難漁船員慰霊の塔」が建っています。毎月26 日前後に、ここで「水難供養」が行われますが、戒名用紙には、水難者の戒名の他、遊女の戒名も含まれており、遊女や妊産婦、水子についても水難供養の対象とされていることがうかがえます。*1

「海難漁船員慰霊の塔」の隣には、大亀大明神(カメノコサマ)の祠(ウミガメ供養碑)が隣接しています。昔から利根川河口に位置する洲鼻は、さまざまなものが寄り集まる場所でした。*1*2

参考文献

*1
小野寺佑紀利根川河口域における海難者供養の習俗千葉県銚子市・茨城県神栖市波崎町の立正佼成会の事例から神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター リンク

銚子の海難史

P.130*2

田口理恵魚類への供養に関する研究東海大学海洋研究所研究報告 第 32 号東海大学海洋研究所2011 リンク

APPENDIX
P.72
No.215 ウミガメ、昭和61年旧11月1日建立 儀津屋丸他計24…

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