家の玄関には何らかの形で土間がありますが、京都の家は、家の中に細い廊下のような土間が家の奥深くまで続きます。家の中に路地があるようなもので、「通り庭」「ロージ」「廊地」などと呼ばれています。*1
宮川筋の南側の西御門町付近は、ロージが密集するエリアです。
路地の使われ方で多いのは、自転車や原付を置くスペースとしての利用です。
上の写真の路地のすぐ隣にある路地。
隣は空き地となっていますが、路地は健在です。
【参考文献】
*1 山本良介:京町家の遺伝子(学芸出版社,2006)P.150-P.155