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江の島(置屋があった路地)大山詣の後、江の島に足をのばし精進おとし。

江の島の弁財天仲見世通り。

江戸時代、庶民は、大山(丹沢)を詣り、そのあと江の島に足をのばし、生きた弁天様で精進おとしをしたようです。聖性セットの旅を「二所詣で」と称しました。*1

ハルミ食堂(写真右側)の脇の路地。

西町ハルミの裏には、芸者屋がありました。*2

「浜のさざ波」に、「此地は古今霊地なれば出女(でおんな)の類(たぐい)はさら也、芸者めきたるものも堅く禁制なり、いと尊き事にあらずや」とあり、島内に「遊婦」はいなかったと考えられています。*3
が、実態は少し違っていたようです。

参考文献

*1
日本参道狛犬研究会狛犬の杜日本参道狛犬研究会
狛犬の杜 第8号1998.6.2
三宅稜威夫江戸吉原・松葉屋ゆかりの狛犬

江の島神社奥津の参道に、宝暦12年松葉屋平三郎寄進、石工高井藤四郎銘の狛犬が…

*2
藤沢市教育委員会江の島の民俗藤沢市教育委員会1995.3
芸者置き屋と芸者

禁制
「浜のさざなみ」に、「此の地は古今の霊地なれば出女(でおんな)の類…

*3
鈴木良明江島詣弁財天信仰のかたち有隣堂2019.2
女性に人気の参詣スポット「江島」

「大山詣」が山頂への入山を「女人禁制」とされていた時代、「江島詣」は、女性…

参考記事

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