北海道新聞社これが札幌ラーメンだ北海道新聞社1994.10
味を守る会を組織
支那そばが「ラーメン」に...もう一人の王さん
王文彩(おうぶんさい)の作る「肉絲麺(ロースーメン)」はよく売れた。(女将の)タツは、調理場の王が一日中「ラー」「ラー」と言っているのを聞いていて「ラーメン」にしようと考え)、タツは、(主人の)昌治に話して、店の壁に張ってある「肉絲麺」を「拉麺」に書き直しルビを「ラーメン」とした。 ※ 2018.9.8放送の「波乱万丈!ラーメンと日本人 震災・革命・復興 激動のドラマ」によると、「ラー」は、ハオラー(好了。できたよ)。
芳蘭
P.45 尻のポケットに手をやるとサイフが無い。シマった。劇場でスラれた。名刺を渡そうとしたが、主人らしい人はそれに目もくれず、「あとで持ってきて...」と手を休めなかった。 今の「芳蘭」がまだ東宝公楽横で、多くの屋台ラーメン屋と並んでいた頃のことである。