黒田泰介軍港都市横須賀・下町地区の都市形成 防火建築帯によるまちづくり関東学院大学出版会
海面埋め立てによるまちづくり

P.17
横須賀町の拡張は後背の丘陵上部にある中里(上町)にも及んだ。造船所近くの下町地区は遊興地であったのに対して、上町には多くの住宅が建てられた。上町方面は浦賀道が通っていたが、下町との通行は明治十年頃に作られた狭い坂道(平坂)しかなかった。その後、平坂が拡幅されて交通が改善されたことにより、居住地はいわゆる下町から上町へと広がっていき開発が進んでいった。

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横須賀(平坂)拡幅により町の開発が進みました。