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加茂(加茂港遊廓跡地)昭和59年までは2軒の妓楼跡。

今回は、加茂(山形県鶴岡市)の町並みと風俗を散歩します。鶴岡駅からバスに乗り、加茂港の手前の加茂緑町に着きました。
享和3年(1803年)、幕府は、鶴岡、酒田に加えて加茂の旅籠屋のみに遊女を置くことを許可しました。明治10年頃には、水戸屋、平屋、松代屋、小松屋、茂沢屋、吉川屋、うなぎ屋、笹屋のいわゆる女郎屋と呼ばれる家が8軒ありました。わずか500戸足らずの加茂に遊女を置くことが許可されたのは、船での人の出入りが非常に多かったためです。*1

吉川屋、うなぎ屋、小松屋があったあたり。*1
昭和59年までは、2軒の妓楼跡の建物が残っていました。*2
現在はその面影はまったくありません。

路地に入ると古い民家が残っています。

ここから少し歩くと、日本海に出ます。

【参考文献】
*1 加茂郷土史編纂委員会:加茂港史(1966)P.388,P.390
*2 秋野庸太郎:聞き書加茂湊遊廓(みちのく豆本の会,1991)口絵

参考文献

参考記事

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