「天下の奇祭」と呼ばれる伊豆稲取の「どんつく祭り」。
今年は、10月4日(土曜日)に開催です。

この日は、昼間のみの散歩でしたので、御神体のみ拝ませていただきました。

2017年の第50回どんつく祭りを記念して制作された世界最大(長さ4.5m、直径75cm)のどんつく御神体。

稲取には、弥生時代中期からすでに原始信仰の山神神社が祭礼され、男根形が奉納されていました。江戸時代、男根の精気溢れる威力によって悪疫や邪悪を追放するべく、天狗の面をかぶった若者が、大きな木製男根を持って民家を一軒一軒回り、邪気を追い出す風習が生まれ、しかもその男根を祝い棒として女性の腰のあたりを前や後ろから突き、生殖妊娠を合わせて希求しました。この神事を観光客誘致の「どんつく祭」として年中行事化したのは前稲取観光協会の佐藤仁志氏の着想で、「どんつく」とは女性の尻をどんと突くの謂い(いい)であり、絶妙な命名でした。*1
