大分合同新聞社 大分合同新聞

高橋長一 下ノ江今昔 臼杵の話37 1980.7.27 朝刊

帆船時代、下ノ江港は風待ちの港として賑わった。船乗りたちは、船から下りると酒を飲み、各地の港で風待ちしている間に覚えた歌や踊りで時を過ごした。店でも、そんな客の要望にこたえて酌をする女を置き、やがてこの女たちが遊女になり、”下ノ江女郎衆”と呼ばれようになった。

写真:かつての遊廓の面影を残す下ノ江の住宅。

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下ノ江(遊廓跡地)帆船時代は風待ちの港。