瀧口雅仁古典・新作落語事典丸善出版2016
木乃伊取り(みいらとり)

吉原へ遊びに出かけた若旦那がもう2日も帰ってこない。そこで番頭の佐兵衛を迎えにやると、そのまま五日帰らず、次に鳶の頭を迎えにやると、これまた七日行ったきりと、ミイラ取りがミイラになってしまった。
「ミイラ取りがミイラになる」とは、「人を連れ戻しに行った者が先方に留まってしまうこと」である。

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浅草(はなし塚)本法寺。時勢にふさわしくない演題を「禁演落語」に制定。