今回は、枚方(大阪府枚方市)の町並みと風俗を散歩します。京阪本線枚方駅の一つ隣の枚方公園駅で下車します。
江戸時代の枚方宿は、現在の枚方公園駅から枚方駅の間の旧道沿いにあり、そこに飯盛女がいました。
天保9年(1838年)には、旅旅籠57軒に飯盛女78人となっており、その他に下女97人が存在していました。*1
その後、明治41年(1908年)に桜新地という行政区ができ、枚方遊廓の貸座敷は、桜新地への移転が進められました。*2
「赤線跡を歩く」の地図*3 を見ると、枚方遊廓があった場所は、旧道沿い(枚方公園駅と枚方駅の間)であるかのようにに見えますが、そうではなく、枚方公園駅の西側です。
駅から青少年センターを過ぎ、お寺の先の三叉路を西へ行ったところ(現在の桜町)です。
三叉路を北側(淀川方向)から見たところ。この商店の前の道を西側(写真右側)へ行きます。
【参考文献】
*1 宿場町枚方を考える会:枚方宿の今昔(宿場町枚方を考える会,1997)P.46
*2 京都橘女子大学女性歴史文化研究所:伝えたい想い 枚方の女性史(枚方市,1997)P.84
*3 木村聡:赤線跡を歩く(ちくま書房,2002)P.202