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人形町(真砂座の碑)明治39年、夏目漱石「猫」上演。

 

今回は、人形町(東京都中央区)の町並みを散歩します。

「日本橋中洲(にほんばしなかす)」という地名で呼ばれているこの付近は、もともとは、文字通り、隅田川の中州でした。
1695年(万治2年)、吉原の遊女高尾太夫がこの付近の船上で吊り斬りにされ、遺体が北新堀河岸(日本橋箱崎町)に漂着し、高尾稲荷に祀られたという逸話があります。※1

中洲は、江戸時代から明治にかけて、歓楽街として賑わいました。

マンション脇に鎮座する真砂座跡の碑。

漱石「猫」上演。真砂座跡、と刻まれています。

夏目漱石の「猫」は、小山内薫によって脚色された演劇で、明治39年に真砂座で上演されました。

碑文:
夏目漱石の「我輩ハ猫デアル」は、小山内薫によって脚色された。伊井蓉峰らが出演し、日本橋中洲の眞砂座跡で明治三十九(一九〇六)年十一月三日から三十日にかけて上演された。
平成十五年十月吉日
早稲田大学 第十四代総長 奥島孝康 識

 

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