「八木山の滝」の入口の両側に、かつての料理旅館の建物が残っています。*1
八木山の花街は、明治の初期、「八木山の滝」の水を用いて温浴旅館を開業し、大正3の頃、二業組合が設置されたのが始まりでした。昭和の頃は全盛となり「八木山遊郭」と呼ばれるようになりました。*2
大正14年から続く割烹の「吾妻屋」。*2
建物の側面。写真右側は「八木山の滝」です。
趣のある入口。
【参考文献】
*1 加藤政洋:現代風俗2002 20世紀の遺跡,「消えゆく花街の景観、廓建築の痕跡」P.44-P.45
*2 八木山郷土史編集委員会:八木山郷土史(八木山郷土史編集委員会,1993)P.119-P.125