全国>東京都>荒川区>南千住3丁目>/

吉原(真先稲荷)「吉原にわか」を記念して建てられた石燈籠。

吉原から明治通りを超えた荒川区にある石浜神社。
境内にある真先(まっさき)稲荷は、江戸時代、墨田川を望む名勝の地にあって、吉原帰りの客が賑わいました。なかでも「吉原豆腐」を材料にした甲子屋(きのえねや)の「豆腐田楽」は有名で、境内の茶屋は随分と繁盛したと伝えられます。*1

真先稲荷神社由緒の碑が建ち、その隣に2基の燈籠が建っています。


石浜神明社社地に天神様の勧請のあった明和4年、吉原仲の町で、”にわか”(俄、即興で仕組む一種の仮装行列・踊り)が盛大に催されました。燈籠は、「吉原にわか」を記念して建てられたものと考えられます。*2

銘には、(表)天満宮、(側面)新吉原二丁目玉屋庄兵衛(側面)明和四丁亥八月吉日、とあります。*2

参考文献

*1
新人物往来社江戸史跡事典 下巻谷根千地区・文京区・台東区・墨田区・江東区・荒川区・葛飾区・江戸川区新人物往来社2007
真先稲荷

江戸時代、真先(まっさき)稲荷は、墨田川を望む名勝の地で、吉原帰りの客が大…

*2
石浜神社社誌編纂委員会石浜神社社誌1250年祭記念石浜神社社務所1975
社殿その他の建造物
天神社燈籠一対

銘には、(表)天満宮、(側面)新吉原二丁目玉屋庄兵衛(側面)明和四丁亥八月…

参考記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です