秋葉原の石丸電気の隣に講武稲荷神社があります。
講武稲荷神社は、花街の繁栄に貢献顕著だと言われ、近隣の関係者はもちろん、向島からも参詣者があったとされています。(説明文より)
このあたりは、旧町名で、旅籠町と呼ばれていました。旅籠町は、もとは、昌平橋外河岸通りにあって、そこは板橋宿・川口宿への街道筋にあたって旅籠屋が多かったことから旅籠町と名づけられました。その後、移転や合併により、現在の外神田1・3丁目の一部となりました。*1
稲荷神社に旅籠町町会と書かれた街路灯が記念に残されています。
今でも、旅籠町の名残を見ることができます。(古美術茶廊「伊万里」にて)
【参考文献】
*1 竹内誠:東京の地名由来辞典(2006,東京堂出版)P.326