今回は、吉原(東京都台東区)の町並みを散歩します。
吉原の江戸町二丁目(伏見通り)。大門に近いあたりに、戦後のカフェー街の名残の建物があります。
角が丸みを帯びた、転業アパートの金井荘。1階がモルタルで2階が羽目板張りになっています。いつも選挙用のポスターが貼られているのも特徴です。
吉原今昔図*1 によると、赤線時代は「金よし」という屋号でした。
正面から見たところ。
ここのT字路は、転業アパートが向き合っていて、いい雰囲気です。
【参考文献】
*1 荒井一鬼:吉原今昔図(葭之葉会,1993)
「吉原(旧「金よし」)転業アパートが軒を連ねます。」への2件の返信
知人の中国人留学生(東大!)が、私が貸した赤線関係の本に興味を持ちはじめました。そこで、現存する建物の写真を撮って見せてあげようと行ってみたら・・・モリヤがなくなっていて絶句しました。
郵便受けがたくさん並んでいたアパート、無くなってしまったのですね。残念です。