秦野の市街には、古い通りに名前がつけられています。
本町四つ角から南西へ県道704号線を進むと、「乳牛通り」の入口があります。
「乳牛」は、「ちゅうし」と読みます。
入口には、「乳牛通り」を示す石柱が建っています。
歴史のある通りらしく、老舗の商店も建ち並んでいます。
防犯灯に記された「乳牛」。
付近には、醍醐みち、曽屋みち、があります。
「醍醐(だいご)←醍醐味の語源」とは牛乳を精製して作った今のクリームのようなもので、「乳牛(ちゅうし)」は乳牛を飼っているところ。醍醐道はその牛乳を精製したものを賞味できる道。そして曽屋は「曽(そ)」つまり牛乳を煮詰めて作る食品、今のチーズのようなものを生産する家のあるところと解釈されています。*1