千日前(道頓堀出世地蔵尊)特殊浴場協会寄進の玉垣。

道頓堀橋の西側にある西道頓堀新戎橋の橋のたもとに「道頓堀出世地蔵尊」があります。

案内板によると、江戸時代、北岸の宗右衛門町と南岸の九郎右衛門町(現在地)が二大花街として町人文化の核となり、街の発展に伴い、多くの人が出世を願って地蔵尊に訪れるようになったそうです。

かに道楽などが寄進した玉垣があります。

「大阪特殊浴場協会」の名前もあります。

参考文献

参考記事

千日前(道頓堀)動く看板の元祖。くいだおれ太郎のつぶやき。

今回は、千日前(大阪市中央区)の町並みと風俗を散歩します。
道頓堀は原色のドハデ看板のオンパレードです。かつては、芝居小屋が並ぶ非日常のエンターテイメント・ゾーン。通行人の目を存分に楽しませてやろうという浪速の芝居っ気精神が現在に生きています。*1

動く看板の元祖、かに道楽道頓堀本店の巨大ガニ。

「つぼらや」の巨大フグ提灯。

昭和25年から道頓堀の栄枯盛衰を見てきた「くいだおれ太郎」。大阪のシンボル的存在です。くいだおれ太郎は口ベタなので、いつもフキダシで喋ってます。いちばんウケたのは平成4年の「わて泳げまへんねん」でした。昭和60年の阪神タイガース優勝のときの夜、興奮したファンの手によってカーネルサンダース人形が道頓堀川に投げ入れらるという事態が発生しました。平成4年は阪神タイガースが絶好調で10月になっても優勝争い中。そこで太郎は「わて泳げまへんねん」のフキダシで自身の危機を訴えました。*2

【参考文献】
*1 前田和男:市政研究(2004)P.78-P.81「なにわ路上観察紀行(3)心斎橋~難波界隈」
*2 くいだおれ太郎:くいだおれ太郎のつぶやき(マガジンハウス,2008)P.29-P.31

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歌舞伎町(繁華街の無用看板)ファッションヘルス跡。

新宿駅南口近くの通り。ポルノ映画館や飲食店が建ち並ぶ繁華街です。

ファッションヘルス「クリスタル」の看板があります。

付近を捜してもヘルスらしい店はありません。

閉店後、看板だけが残ったものと思われます。

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歌舞伎町(ピンクビラ)コマ劇場前の支柱や電話ボックス。

歌舞伎町のコマ劇場前の通り。

最近は見かけることが少なくなったピンクビラが、支柱や電話ボックスに張り付けられています。

一方通行の交通標識。

ピンピラは、何度も剥がされ・貼り付けられます。

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渋谷(尾崎豊の歌碑)多数の落書き。風景の一部として。

渋谷駅からほど近い旧東邦生命ビル(現渋谷クロスタワー)の一角は、1992年に死去したミュージシャンの尾崎豊さんが夕陽を眺めていたとの伝承があった場所です。*1

三回忌法要の際にモニュメント(歌碑)が建立されました。*1

この場所を訪れた証明とも記念とも言うべき「落書き」が残されています。この落書きは、あたかも風景の一部として溶け込んでいます。*1

落書きは床面にも書かれています。

【参考文献】
*1 倉石忠彦:渋谷をくらす(雄山閣,2010)P.101-P.107

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渋谷(料亭「宮よし」跡)ラブホテルに残る遺構。

円山町のラブホテル街。昔は料亭街でした。

そのうちの1軒。建物の角に料亭時代の遺構の礎石が残っています。*1

京都の町並みなどでよく見かける鬼門除けの隅切りの三角地帯でしょうか。
自動車が角を曲がるときに塀を傷つけたり敷地に乗り入れたりするのを防ぐために置かれる「カドイシ」に似ています。

道路側から見ると、「料亭宮よし」の名前が彫られています。*1

【参考文献】
*1 村松伸,東京大学生産技術研究所村松研究室:シブヤ遺産(バジリコ,2010)P.175

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渋谷(ゲロ禁止の貼り紙)粗末ないちもつ。やめませう。

百軒店の名曲喫茶の裏口へ通じる通路。

立小便禁止の貼紙。粗末な一物(いちもつ)をさらけ出すのはやめませう。

渋谷の道元坂上からラブホテル街への道を入ったところ。

カラーコーンには、「ゲロ禁止」「ゲロはくな」の貼り紙(ガムテープ)。

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渋谷(円山のホテル街)公衆電話が備え付けられています。

円山町のラブホテル街。

ホテルの壁面に公衆電話が備え付けられています。

ホテルの利用者は、公衆電話を使用することが多いことを見込んで備え付けられているのでしょうか。

ちらし等、はり紙、落書、おことわり。

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渋谷(道玄坂の看板建築)マンサード屋根。取り壊しの準備中。

道玄坂の中ほどに看板建築の商店の建物が残っています。

数棟ある建物には外壁崩落防止のネットがかけられています。

屋根裏に部屋をとって三階として利用できるようにしたマンサード屋根の構造をもつ建物もあります。マンサード屋根とは、下部の急勾配と上部の緩い勾配が組み合わさってひとつになった屋根で、「腰折屋根」ともいいます。フランスの建築家、F.マンサールの考案といわれています。*1

商店は営業していません。取り壊しの準備が始まっているようです。

【参考文献】
*1 初田亨:繁華街の近代(東京大学出版会,2004)P.236,P.272

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渋谷(おとなのおもちゃ店)数店舗あります。

飲食店や風俗店が密集する渋谷には、おとなのおもちゃ店が数店舗あります。

店の入口に置かれているランジェリを着たセクシーなマネキン。

百軒店の入口にて。

「成人向けおもちゃ」の看板。

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