今回は、波止浜(はしはま、愛媛県今治市)の町並みを散歩します。
江戸時代の波止浜は、製塩の町で、同時に瀬戸内海航路の潮待ち・風待ちの港町としても発展しました。*1
小高い山の上(写真左上)には、戦前、一茶亭というわら屋根の旅館があって、町や港を見渡すことができる旅館なので、船で波止浜に来た人や芸者さんと遊んだりする人がここに泊まったそうです。*2
現在、丘の上は、駐車場になっています。
駐車場から造船所のドックのクレーンが見えます。
井戸。波止浜の町は埋め立てて造成されたたため、飲料水や生活用水を確保することは重要でした。*3
波止浜(旅館「一茶亭」跡地)芸者さんがいた町
参考文献
*1
愛媛県教育委員会えひめ、昭和の街かど生活を支えたあの店、あの仕事 : 平成から昭和へ、記憶でたどる原風景 (えひめ地域学調査報告書 ; 平成21年度)愛媛県教育委員会2010
P.111
波止浜の名は、江戸時代、町場を波止町、塩田を浜と呼んだことから、合わせて波止浜と呼ぶようにな…
*2
愛媛県教育委員会えひめ、昭和の街かど生活を支えたあの店、あの仕事 : 平成から昭和へ、記憶でたどる原風景 (えひめ地域学調査報告書 ; 平成21年度)愛媛県教育委員会2010
P.112
仲之町
来島会館は、小高い山の上にありました。ここに戦前は一茶亭というわら屋根の旅館がありま…
*3
愛媛県教育委員会えひめ、昭和の街かど生活を支えたあの店、あの仕事 : 平成から昭和へ、記憶でたどる原風景 (えひめ地域学調査報告書 ; 平成21年度)愛媛県教育委員会2010
P.117
昭和30年代の終わりころには、波止浜の町の中心は本町通りでしたが、その後塩田跡が埋め立てられ、…