上町(うわまち)の商店街一体は、池之端と呼ばれていましたが、これは、昔ここに田戸溜池とよばれる大きな池があったためです。近隣の人々の憩いの場として、水田の灌漑用水として使われましたが、明治30年頃から埋め立てが始まり、明治の末期には姿を消しました。*1
上町(うわまち)商店街の南側の三叉路にある弁天公園。
この通りで菓子店を営んでいた「きくや」の先々代の小田寅之助さんが、池を埋め立てるときに蛇を助けことから、これを池の主として、「妙竜法徳弁財天」の名を江の島の弁財天(藤沢市)から授かり、商店街のシンボルとして小公園内に設置されました。*2
昭和42年、商店街にアーケードが建設され、弁天市の賑わいはさらに増しました。*2