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鶯谷(旧陸奥宗光邸)亮子夫人元新橋の名妓。

言問い通りから北へ入ったところに建つ洋館の建物。旧陸奥宗光邸です。陸奥宗光は、明治時代に活躍した外交官です。

陸奥宗光は、坂本龍馬、伊藤俊輔(伊藤博文)などと交友を持つ頃から、花柳界にも名を震わし、大阪の判事にとばった頃、堀江の唄女を正妻としました。神奈川県知事となった頃、正妻が死没し、亮子夫人が後妻となりました。亮子は、元新橋の名妓「小兼」で、板垣退助に愛された「小清」と並んで新橋の双美人と称されていました。*1

この屋敷は、陸奥宗光が1884年から1886年のロンドン留学中、「鹿鳴館の華」と称された妻の亮子夫人とその子供たちが暮らしました。(案内板より)


陸奥宗光と亮子夫人。(案内板より)

参考文献

*1
林泉社陸奥宗光未亡人没す『新聞集成明治編年史』第11巻、1936年 - 1940年 林泉社1900.8 リンク
陸奥伯未亡人の逝去せられしことは、尚世に勝れる美事多ければこれを紹介すべし。 ▲先妻も堀江の唄女 故…

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