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松岸(宇野澤宇兵衛の墓)良福寺。開新楼楼主。

良福寺に松岸遊廓の開新楼の楼主だった宇野澤宇兵衛の墓が建っています。寺の中でも最も大きく作られています。*1

明治31年(1898)に銚港神社に奉納された石灯籠には松岸遊廓の貸座敷、開新楼、新盛楼、稲松楼、銚港楼の4軒が確認できるが、開新楼は経営不振に陥った貸座敷を買得した宇野澤宇兵衛によって開業されたと伝えられています。*1

明治後期以降、昭和16年(1941)の遊廓解散まで松岸遊廓において営業を続けていた貸座敷は、第一、第二開新楼の2軒であった。特に第二開新楼は、建物の壮麗さから、昭和初期の遊廓案内書(全国花街めぐり)では「龍宮城」などと形容されました。*1

92歳で去った宇野澤宇兵衛の墓には「遊廓再興居士」としるされています。*2

参考文献

*1
加藤晴美松岸地区における遊廓の成立と展開歴史地理学調査報告 11号筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻歴史地理学研究室2004.03 リンク

P.73
良福寺の過去帳に遊女の記載が初めてあらわれるのは享保9年(1724)の…

*2
桜井源吉史談松岸遊廓盛衰記桜井源吉

P.9
楼主宇野澤宇兵衛翁は、新盛楼を買収し、増築、造園、業務拡大、娘芝居…

参考記事

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