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小田原(川崎長太郎文学碑)防潮扉の向こう側は海。

小田原生まれの小説家の川崎長太郎は、昭和28・9年頃、カフェーや花街を題材にした作品(「抹香町もの」)でブームを巻き起こしました。*1

海岸寄りの場所に文学碑が設置されています。

代表作「抹香町」からの一節(冒頭部分)。
「屋根もぐるりもトタン一式の、吹き降りの日には、寝ている顔に、雨水のかかるような物置小舎に暮らし、いまだに、ビール箱を机代わりに、読んだり書いたりしている。」*2

防潮扉の向こう側は海です。

参考文献

*1
神奈川県立図書館神奈川県の歴史 : 県史講座要録. [第8] (県下の文学篇 上)神奈川県立図書館シリーズ ; No.8神奈川県立図書館1963
小田原出身の文学者
川崎長太郎

P.81
昭和13年に小田原へ引き揚げてくると、物置小屋に住み、みかん箱を机に…

*2
川崎長太郎抹香町 ; 路傍講談社1997.8
抹香町

P.53
川上竹六も、既に五十歳であった。弟がひとりあるだけで、女房子供なし…

参考記事

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