小田原生まれの小説家の川崎長太郎は、昭和28・9年頃、カフェーや花街を題材にした作品(「抹香町もの」)でブームを巻き起こしました。*1

海岸寄りの場所に文学碑が設置されています。

代表作「抹香町」からの一節(冒頭部分)。
「屋根もぐるりもトタン一式の、吹き降りの日には、寝ている顔に、雨水のかかるような物置小舎に暮らし、いまだに、ビール箱を机代わりに、読んだり書いたりしている。」*2

防潮扉の向こう側は海です。

小田原生まれの小説家の川崎長太郎は、昭和28・9年頃、カフェーや花街を題材にした作品(「抹香町もの」)でブームを巻き起こしました。*1
海岸寄りの場所に文学碑が設置されています。
代表作「抹香町」からの一節(冒頭部分)。
「屋根もぐるりもトタン一式の、吹き降りの日には、寝ている顔に、雨水のかかるような物置小舎に暮らし、いまだに、ビール箱を机代わりに、読んだり書いたりしている。」*2
防潮扉の向こう側は海です。
P.81
昭和13年に小田原へ引き揚げてくると、物置小屋に住み、みかん箱を机に…
P.53
川上竹六も、既に五十歳であった。弟がひとりあるだけで、女房子供なし…