池袋の繁華街にある中華料理の「新珍味」。

台湾独立運動家で『台湾人四百年史』を著した史明が日本に亡命し、開業した店舗です。
1954年に新珍味と名付けた店は、区画整理事業の後、増築し5階建てのビルとなり、現在の営業中です。復員兵や引揚者だけでなく新聞記者や雑誌編集者、大学教授連中なども足繁く通い、武者小路実篤や佐藤春夫、石川淳、開高健も常連でした。*1。

名物のターローメン(餡かけラーメン)は、ラーメンに餡がかかっているのではなく、スープそのものがすべて餡、というこだわりようです。

今回は、肉盛りチャーハンとビールを注文。
