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浦賀(郷土資料館)うがい茶碗を持ち帰った福澤諭吉。

京急浦賀駅から徒歩10分の「浦賀コミュニティーセンター」は、郷土資料館を兼ねた施設です。

2階には、浦賀に関する資料が展示されています。

安政七年(1860)11月浦賀から、太平洋を越えてアメリカへ向かう船がありました。咸臨丸です。品川で出航式がありましたので、浦賀は日本の最終寄港地として水や野菜などを積み込むために3日間留まりました。*1


福澤諭吉の「福翁自伝」に、「茶屋みたいない処に行って、さんざん酒を飲んで、船に帰るときに廊下の棚の上にうがい茶碗が一つあって、それを私が盗んできた。」というくだりがあります。諭吉は、その茶碗を日本まで持ち帰ったのですが、しばらくして、うがい茶碗は遊女のビデ(膣洗浄器)だったことを知り、「思えば、穢い(きたない)ようだが、航海中は調法し、唯一の宝物であったのが可笑おかしい。」と締めくくっています。*1*2

参考文献

*1
港町から 第2号 (特集:浦賀・横須賀)港町のタウン・マガジン街から舎2009.4
福沢諭吉先生も上がった浦賀遊郭

P.49
安政七年(1860)11月浦賀から、太平洋を越えてアメリカへ向かう船があ…

*2
青空文庫青空文庫青空文庫 リンク
福澤諭吉福翁自伝 リンク
浦賀に上陸して酒を飲む

咸臨丸かんりんまるの出帆は万延元年の正月で、品川沖を…

参考記事

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